佐藤 友光子 (2005.3) 親なり期女性の無業化とその背景の地域間・コーホート間比較. 社会学研究科紀要 (四国学院大学). 5:59-82

Bibliographical Information

Category:
Academic Paper
Number:
a29
Author:
佐藤 友光子 || Yumiko Sato
Date:
2005.3
Title:
親なり期女性の無業化とその背景の地域間・コーホート間比較 || A Comparative Study between Cohorts on Regional Variations in Women’s Withdrawal from Jobs during the Childbearing Period and its Backgrounds.
Source:
社会学研究科紀要 (四国学院大学) || Shikoku Gakuin review of sociology
Page:
5:59-82
URL:
naid:40006764620/
Abstract:
本稿では、親なり期前後の女性の就労の様態とそれに影響を与えるいくつかの要因の地域特性間・親なりコーホート間比較を通して、近代化過程におけるその時間的変遷と空間的多様性の一端を考察する。具体的には、1960 年から1999 年代にいたる5つの親なりコーホートを設定し、夫が常雇被雇用であること、核家族世帯であること、子育てサポートがあること、に焦点をあてつつ、高度経済成長期とその後の時期においてそれらの要因が親なり期女性の就業の有無に及ぼす効果を観察し、そこにどのような地域差が認められるかをみた。主な知見は次の通り。 ① 5つの親なりコーホートを通じて、都市度の高い地域で、また夫常雇被雇用、核家族世帯、子育てサポートなしの者で、親なり直後に妻が無業化する傾向が強い(無業化指数が高い)。②「大都市/地方の中心的都市」では、コーホートを通じて親なり直後の無業化傾向に大きな変化はみられないが、夫の被雇用者化と対応して「地方小都市」では1960-69 年コーホートと1970-79 年コーホートの間、「農村・山村・漁村」では1950-59 年コーホートと1960-69 年コーホートの間で無業化が大きく進展する。③「大都市/地方の中心的都市」では,夫が常雇被雇用の場合、1950-59 年コーホートから1960-69 年コーホートの間で無業化が進展し、その後のコーホートにおいてはほぼ安定的に推移する。⑤ 農村部にあっては夫の被雇用者化が1960-69 年コーホート以降も進行するに関わらず、妻の無業化はさほど進行しない。⑥ 1950-59 年コーホートでは夫が常雇被雇用であることが妻の無業化に大きな効果をもつが、その効果は以降のコーホートで薄れる。⑦1960-69 年コーホートまでは、都市度の高さが妻の無業化に有意な正の効果をもつが、1970-79年コーホート以降では、育児サポートの有無の影響が際立つようになる。
Keywords:
親なりコーホート間比較,親なり期女性の無業化,地域間差異
Note:
Relation:
Dataset:
[NFRJ-S01]
Created: 2012-02-20. Updated: 2012-03-28.

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