神原文子 (2006.4) 母子世帯の多くがなぜ貧困なのか?. 澤口 恵一, 神原 文子 (編)『第2回家族についての全国調査 (NFRJ03) 第2次報告書 No. 2: 親子、きょうだい、サポートネットワーク』(日本家族社会学会全国家族調査委員会). 121-135

Bibliographical Information

Category:
NFRJ Publication
Number:
nfrj03_200602_8
Author:
神原文子 || KAMBARA Fumiko
Date:
2006.4
Title:
母子世帯の多くがなぜ貧困なのか? || The Reason Why Most of the Single-Mother Households in Japan are Poor
Source:
澤口 恵一, 神原 文子 (編)『第2回家族についての全国調査 (NFRJ03) 第2次報告書 No. 2: 親子、きょうだい、サポートネットワーク』(日本家族社会学会全国家族調査委員会) || SAWAGUCHI Keiichi, KAMBARA Fumiko (eds.) NFRJ03 Second Report No. 2: Parents and children, brothers and sisters, and support network (Japan Society of Family Sociology, NFRJ Committee)
Page:
121-135
URL:
:nfrj03_2006_pdf/nfrj03_200602_8.pdf
Abstract:
母子世帯の多くが経済的に困難な状況になるのはなぜか、NFRJ03 データによって、その要因を検討するために、女性たちの配偶関係を未婚、有配偶、離別に区分して基本的属性を比較した。それによると、学歴と離別経験との間に有意な関連があり、学歴が低いほど離別率が高くなっている。
わが国の女性たちの場合、学歴に関わりなく、未婚の時は半数以上が常勤の仕事に就いているが、結婚あるいは出産を契機に大半が離職し、しかも、離職の傾向は学歴が低いほど高く、職種では専門技術職や事務・営業職よりも販売・サービス系のほうが高いのである。離婚後に復職する場合、学歴が高ければ、専門技術職や事務・営業職で常勤職に就きやすいが、販売・サービス系の仕事では常勤職に就ける可能性は極めて低く、多くが臨時・派遣である。そして、常勤職であれば、数年で年収300 万円以上を確保できるが、臨時・派遣であれば、年数が経ってもほとんど収入は増えず130?150 万円程度なのである。しかも、子どもたちに貧困が再生産される可能性が危惧される。
Keywords:
母子世帯,階層,貧困
Note:
NCID=BA77245977
Relation:
| nfrj03_200602 |
Dataset:
[NFRJ03]
Created: 2012-02-20. Updated: 2012-03-28.

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