平沢 和司 (2011.9) きょうだい構成が教育達成に与える影響について. 稲葉 昭英, 保田 時男 (編)『第3回家族についての全国調査 (NFRJ08) 第2次報告書 第4巻: 階層・ネットワーク』(日本家族社会学会 全国家族調査委員会). 21-44

Bibliographical Information

Category:
NFRJ Publication
Number:
nfrj08_201104_2
Author:
平沢 和司 || HIRASAWA Kazushi
Date:
2011.9
Title:
きょうだい構成が教育達成に与える影響について: NFRJ08 本人データときょうだいデータを用いて || The Effects of Sibling Configuration on Educational Attainment
Source:
稲葉 昭英, 保田 時男 (編)『第3回家族についての全国調査 (NFRJ08) 第2次報告書 第4巻: 階層・ネットワーク』(日本家族社会学会 全国家族調査委員会) || INABA Akihide, YASUDA Tokio (eds.) Second Report of the National Family Research of Japan, 2008 (NFRJ08) Volume 4: Social Stratification / Social Networks (Committee on the National Family Research (NFRJ), the Japan Society of Family Sociology
Page:
21-44
URL:
http://nfrj.org/pdf/nfrj08_201104_2.pdf
Abstract:
出身階層を統制しても、きょうだい構成が教育達成に影響することはよく知られている。その影響は、家族間効果(きょうだい数)と家族内効果(出生順位・きょうだいの性別・性別の組み合わせなど)に分けられる。このうち家族間効果を知るには、調査対象者本人が無作為抽出されている本人データがあればよい。それに対して家族内効果を正確に推計するには、同じ親のもとで育ったきょうだいの教育達成を直接比較できるきょうだいデータが必須である。NFRJ08 はきょうだいデータとしても分析できるので、対象者本人のきょうだいの情報を利用して、共分散構造分析とマルチレベル分析をおこなった。その結果、(1)きょうだい数が教育達成にもたらす負の効果は、男女とも、若年コーホート(1971~80 年)をふくめていずれのコーホートでも確認された。その効果は、中年後期コーホート(1941~55 年)で強かった可能性がある。(2)出生順位が教育達成にもたらす効果については、高齢コーホート(1926~40 年生まれ)と中年後期コーホートでは出生順位の遅いきょうだいの学歴が高く、中年前期コーホート(1956~70 年生まれ)と若年コーホートでは早いほうが高かった。こうした正から負への効果の変化は1955 年生まれころを境におきたと考えられる。きょうだいデータは、家族の観察されない個別性を統制するうえできわめて有効であり、今後のさらなる活用が期待される。 || It is well known that in postwar Japan the sibling configuration has effected on educational attainment after controlling for social origin. The effects are divided into between-family effect and within-family effect. To estimate within-family effect precisely we have to access sibling data in which we can compare directly educational attainment of each sibling. The NFRJ08 survey data as sibling data shows that (1) sibship size has had negative effects for men and women born from 1926 to 1980, (2) birth order has had positive effects for men and women born from 1926 to 1954, but negative effects for men and women born from 1955 to 1980 by multilevel analysis. For sibling data are very useful for controlling unobservable family character, we hope further empirical analysis by using sibling data.
Keywords:
教育達成, きょうだい数, 出生順位, マルチレベル, 共分散構造分析 || educational attainment, sibship size, birth order, multilevel modeling, structural equation modeling
Note:
NCID=BB06732454
Relation:
| nfrj08_201104 |
Dataset:
[NFRJ08]
Created: 2012-02-20. Updated: 2012-03-28.

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